『家茂のバーカ!』

家茂「何がバーカ!だよ!バカっていう方がバカなんだぞ!」

『今家茂だってバカっていったよね!墓穴ほったー!』

家茂「そんな細かいことでネチネチ言う奴嫌われんぞー!」

『ボクは自分の好きな人に好かれてたらそれでいいですー。』

家茂「なんかいいこと言いやがって…」

ってそうじゃないよ。

ボクは壬生浪士組に入りたいって話をしてたはずなのに。

なんでこんな意味のない話してるんだろう。

家茂のせいで精神年齢が下がるよ。

本当に最低だな家茂。

家茂「今心の中で俺のこと貶したな。」

なんで分かったんだろう。

家茂馬鹿だから気づかないと思ってた。

家茂「また馬鹿にしたな。」

『なんで分かるの?』

家茂「そんなニヤニヤした顔してたら誰でもわかる…」

あれ?そんなにニヤニヤしてた?

やっぱり家茂をからかうのは楽しいからね自然と顔にでちゃうんだよ。しょうがないね。

『で、結局ボクは壬生浪士組に入っていいの?!』

家茂「なんで…そんなに入りたいんだ。」

『好きだから。壬生浪士組の役に立ちたいから。』

家茂「お前が勝手に好いているだけだろう。あいつらはお前のことなんて覚えていないかもしれない。」

『覚えていなくてもボクが覚えているのなら別にいい。』

家茂「分かった。許可しよう。だから。」

家茂「二度と…するなよ。」

約束はできないかも。

ボクは嘘がつけないから。

ボクはみんなのおかげで変われた。

でも、ボクは…

『その返事は考えとく!じゃあ行ってくるねー!』

家茂「おい!…はぁ。まぁ、あいつが…幸せなら…」