沖田「君さ。」

『は、はい!』

沖田「何を隠してるの。」

『え。』

沖田「幕府の役人を疑いたくないんだけど。長州の人間じゃないよね。」

『ち、違います!』

沖田「君さ、君じゃないでしょ。」

『どういう意味ですか。』

沖田「言い方が悪かったね。君さ本当はそんな性格じゃないでしょ。」

『…なんでそう思ったんですか。』

沖田「昔の僕にそっくりだから。」

『たしかに、ボクは猫を被ってるよ。でも別にいいじゃん。迷惑をかけた覚えはないんだけど。』

沖田「僕はそっちの方が好きだよ。じゃあ部屋行こっか!」

『え、それだけ?』

沖田「何が?」

『え、だって。』

沖田「ん?」

『さっきのこと言わないでよ。』

沖田「別にいいけど、理由を聞いてもいい?」

『嫌われたくないんだ。』

沖田「それは…」

『早く部屋に連れていってくださいよ♪』

沖田「まぁ、いいよ。」

『うん♪』