土方「今朝、松平様から連絡が来た。」

近藤「松平様から…?」

山南「悪い通達だったのですか…」

土方「いや、壬生浪士組に入れて欲しい奴がいると。」

沖田「どんな人ですか?強い人ですか?」

土方「あぁ。幕府の役人で腕も一流なんだそうだ。」

?「役人ということは俺たちの監視ですか…」

土方「斎藤の言うとうりだと俺も思ったんだがな、そうではないらしい。」

斎藤「というと?」

土方「アホなんだそうだ。」

藤堂「は?」

永倉「え?」

沖田「あっはっはっは!アホですって!」

土方「みんなにはそいつを入れるかどうか話し合って欲しい。ちなみに俺は入れてもいいと思う。」

山南「…その理由は?」

土方「俺たち壬生浪士組は成長期にある。幕府の役人なら長州の人間の可能性は低い。それに腕も立つなら俺たちはもっと高みにいけるかもしれない。」

斎藤「俺は土方さんに従います。」

沖田「僕も賛成です!強い人と戦えるならこんなに素晴らしいことはないです!」

藤堂「俺は別に構わねぇよ!」

原田「俺もだな。」

永倉「俺もいいと思う。」

山南「そうですね。私も良いと思います。」

土方「近藤さん。あんたはどうだ?最終的な決定権はあんたにある。」

近藤「みんなが認めてるのならいいんじゃないか?」

土方「そんな軽い考えでいいのかよ…はぁ。なら松平様にはお受けすると返事をしておく。今日は解散だ。」