数あるオワシスの中で唯一特別な存在。
その中に住む精霊に、その力を借りて繁栄する一族。
なになに!?
そんな壮大なファンタジーのお話なの?
ただの旅の本だと思っていたのに‼
「聞いているか?クレハ。」
「もちろん‼」
「……一族は年に一度、その湖の宮殿に忠誠を誓う事で、砂漠の中に身を潜める事ができたと伝えられている。だが一族が滅んだ今、誰も湖の宮殿に忠誠を誓う者はいなくなった。その影響がネシャート様に現れたのだ。」
「ネシャートさん……女性の方に?」
「忠誠を誓うのは男子だが、誓う事を忘れた犠牲は、女性にくるらしい。子を産む存在を徐々に奪う事で、一族の繁栄をも奪われていくのだ。」
「そんな……」
なんだか重い運命の狭間にいるような人達。
「ネシャート様の衰弱を止めるのは、同じ一族の血を引く男子のジャラール様しかおられなかった。もし宮殿に無事たどり着いたとしても、一族が滅び、再び忠誠を誓うのは難しいと言えば、ジャラール様の命も危ないと言うのに。」
その中に住む精霊に、その力を借りて繁栄する一族。
なになに!?
そんな壮大なファンタジーのお話なの?
ただの旅の本だと思っていたのに‼
「聞いているか?クレハ。」
「もちろん‼」
「……一族は年に一度、その湖の宮殿に忠誠を誓う事で、砂漠の中に身を潜める事ができたと伝えられている。だが一族が滅んだ今、誰も湖の宮殿に忠誠を誓う者はいなくなった。その影響がネシャート様に現れたのだ。」
「ネシャートさん……女性の方に?」
「忠誠を誓うのは男子だが、誓う事を忘れた犠牲は、女性にくるらしい。子を産む存在を徐々に奪う事で、一族の繁栄をも奪われていくのだ。」
「そんな……」
なんだか重い運命の狭間にいるような人達。
「ネシャート様の衰弱を止めるのは、同じ一族の血を引く男子のジャラール様しかおられなかった。もし宮殿に無事たどり着いたとしても、一族が滅び、再び忠誠を誓うのは難しいと言えば、ジャラール様の命も危ないと言うのに。」



