月夜の砂漠に紅葉ひとひら~出会ったのは砂漠の国の王子様~

「私のせいでハーキム様の威厳が減ってしまったら、どうするのよ!ハーキム様はジャラール王子の側近なのよ!他の人に侮られたら、私は一生後悔するわ!!」

ラナーの言葉を聞いて、胸が熱くなる。

「ラナー。ハーキムさんを好きだなんて言って、ごめんなさい。私、何も知らなかった。」

私の目からは、涙が止めどなく流れた。

「愛しているんだね。ハーキムさんの事。」


私、ジャラールさんとネシャートさんの話を聞いた時も、涙が止まらなかった。

それ以来だ。

弱いのかも。

無償の愛とかに。


「ハーキムさんもラナーを愛しているよ。助けたいんだよ、ハーキムさん。ラナーの事を。」

「……嘘よ。ハーキム様が愛しているのは、ジャラール様だもの。」

一瞬、砂漠の旅を思い出す。

あ、あ、あの……


ジャラールさんとハーキムさんの

禁断のBLを!!


えっ?まさか本当に?

あの2人……