「鈴奈さぁんっっ、ムリっ、ぜったい無理ぃ~っ」

 その夜、電話口で情けない声出してるあたしに彼女はにべも無かった。

『逃げたって、どうせ由弦クンに食べられるんだから観念しちゃいなさい?』

「いやでも、だって!」

 あたし、初めてなんだってばぁっっ!
 ココロの中で悲壮な悲鳴を上げる。

『大丈夫、瑠衣ちゃん。由弦クンは大事にしてくれるから』

 鈴奈さんはまるで分かってるように。あたしに優しく言い聞かせた。



 世の中のレンアイ初心者女子に訊きたい・・・。
 こんな時。アナタならどーしますか?・・・・・・・・・(泣)。