この頃になれば私の周りから人が離れ始めた
まぁ、仕方のない事だったと思う

だけど手の平を返したように冷たくなる周りの対応に限界ギリギリな精神が崩壊し始めた


「いつまでそんなことしてんの?何がしたいわけ?前の貴女に戻ってよ。」

1番気を許してた仲間からの言葉。
見放されたのが分かった

「お前、誰?」

崖から突き落とされたようだった
見たことないような冷たくて疎んだ声と顔
直視することもできなくて学校に行く意味も失った

らしく無いのなんか1番分かってる
これまでのギャップに1番苦しんでるのも私だ

もう味方はいなかった
支えてくれる人も寄り添ってくれる人も失った

ひとりぼっちになった

それに伴って一層風当たりが冷たくなった
隠さない悪口が無遠慮にえぐってくる

沈みきった心の底でこんなにも人間は冷たくなれるんだと知った

相変わらずパニックと戦う日々は続いてて、無事公演を終えることよりも日々がただ過ぎていくことを待ち望んだ

それでも周りがそれを許してくれるはずもなく、無理な仕事を押し付けられた

「どうせお前何もしてないだろ。これやっとけ。」

出来るはずがなかった
分かってて仕事をふってきてるのも分かってた

案の定出来なければこれでもかというほどなじられた

これが本当に1年間1番近くにいた仲間の顔なのかと疑うほどだった

いつのまにか1番気の許せる相手は、1番精神的な恐怖の対象へと変わっていた