冬休みが終わった最後の日
らしく無い自分に焦って踊りに行った
学校とは全く関係ない自由に踊れる場所
だけど気持ちは晴れなくて少し苦しかった
また泣きそうになった
いっそ嫌いになれればスパッと辞められると思った
だけど大好きだったものを簡単に嫌いになんかなれなくて、余計にそれが苦しかった
冬休みが開けて学校が始まる最初の日の朝
私の体は重かった
精神的な面のせいか体調が優れなくて1人布団で泣いた
仲間からの心配と励ましのメールで何とか気持ちを奮い立たせて電車に体を押し込む
2週間ほどの冬休みで完全に折れた私のメンタルが回復できる訳もなく、マスクと帽子の陰で本当は泣いてた
いつもなら学校で合流する仲間がその日は駅で待っててくれた
ソイツは本当は違う駅のが近いのにわざわざ私の使う駅まで来てくれた
ずっと入学して間も無くした頃に私が結成したチームのメンバーの1人
チーム内でも学内でも多分1番気の許せるやつだったから、無理やり引っ張ってでも学校に連れてってくれることに甘えた
そうじゃなければとっくに不登校だっただろう
そんな無理やり引っ張って行かれる生活は1週間ほど続いた


