*
「やぁ!!
久しぶりだね。よく来たね愛しのユリカ。
相変わらず小さくてかわいいね。」
「御無沙汰しております。
ロックパティ。相変わらず大きくて無骨ですのね。」
うわぉ。おほほ、と上品に笑うユリカお嬢様。
見た目は幼いけど
しぐさはすっかり女性って感じ。
てか、この あはは、と 豪快に屋敷に迎えてくれた男。
こいつがお嬢様の『お友達』らしい。
ガッチリした体つきに 短い赤茶の髪の間から
角・・?みたいなのがにょきっと見える。
何かの獣人だろうなぁ。
「今回は、「台車」で来たんだろう?
どうだった?移転魔法より楽しかったかい?」
「えぇ、そうね。
景色をゆったり見ながらの移動もなかなか楽しかったわよ。
自分で魔力消費してるわけじゃないしね。」
「そうか、でも僕はやっぱり移転のほうが
楽だし、早いし、護衛も楽だと思うんだけどね。」
うん。俺もそう思うよ。
ダイナラスさんも迫力スゲーなと思ったけど、
この「お友達」もなかなかの迫力だ。
ユリカお嬢様と並ぶと、ほんと体格差にびっくりする。
これで「幼馴染」の『同級生』だというから
種族の違いって スゲーな、なんて思うわけで。
「チェース。いらっしゃい。紹介するわ。
ロックパティ、こちら、今回の道中「台車」に同行した
チェースですわ。」
「おぉ。かわいらしい少年だね。
よろしく、チェース。僕は、ロック=パティ=シャボンワーク。
この領の、領主を務めているよ。」
「冒険者をしています、チェースです。
初めまして、シャボンワーク様。」
おぉ、お嬢様の同級生ってことは20歳そこそこだろう?
それでもうこの美しい街の『領主様』かぁ。
すごいな、やり手なのかな。
差し出された手を受け取り、挨拶を交わす。
シャボンワーク様は、楽しそうに 笑う。
「ははは。僕を恐れもせずに挨拶をされたのは
久しぶりだな。
チェースはまだ子供なのにずいぶん 肝が据わってるんだな。」
え?そうなの・・・か?
大人相手に挨拶とか多かったし、
冒険者もでかい奴とか 迫力半端ない奴が多いから
慣れたのかな?
「そう、でしょうか?」
「あぁ。さすが、ユリカの「おきにいり」だな。」
「ちょ、何言って!!ロックっ。」
「なんだ、お気に入りだから連れてきたんじゃないのか?
僕に見せびらかしたかったのかと。
なあ?チェース。ユリカはわかりやすいだろう?」
「はぁ。どうでしょう?」
なんせ、知り合ってまだ2日だ。
お気に入りと言われても。
うれしいのか、迷惑なのか、そーゆー次元じゃない。
「な、何をおっしゃるのっ。ロック!!
そ、そうだわ。お土産もあるのよ。」
「なんだよ、ユリカ。
ごまかすなよ。ははは。」
でも、立ち話もなんだよな。
といってシャボンワーク様は 命じて部屋へと案内させる。
俺は、荷物を運ぶ手伝いをしようと思ったら
ユリカお嬢様の侍女や護衛に止められる。
どうか、チェース様はユリカお嬢様に付き添ってください。それがお仕事でございます。だって。
「やぁ!!
久しぶりだね。よく来たね愛しのユリカ。
相変わらず小さくてかわいいね。」
「御無沙汰しております。
ロックパティ。相変わらず大きくて無骨ですのね。」
うわぉ。おほほ、と上品に笑うユリカお嬢様。
見た目は幼いけど
しぐさはすっかり女性って感じ。
てか、この あはは、と 豪快に屋敷に迎えてくれた男。
こいつがお嬢様の『お友達』らしい。
ガッチリした体つきに 短い赤茶の髪の間から
角・・?みたいなのがにょきっと見える。
何かの獣人だろうなぁ。
「今回は、「台車」で来たんだろう?
どうだった?移転魔法より楽しかったかい?」
「えぇ、そうね。
景色をゆったり見ながらの移動もなかなか楽しかったわよ。
自分で魔力消費してるわけじゃないしね。」
「そうか、でも僕はやっぱり移転のほうが
楽だし、早いし、護衛も楽だと思うんだけどね。」
うん。俺もそう思うよ。
ダイナラスさんも迫力スゲーなと思ったけど、
この「お友達」もなかなかの迫力だ。
ユリカお嬢様と並ぶと、ほんと体格差にびっくりする。
これで「幼馴染」の『同級生』だというから
種族の違いって スゲーな、なんて思うわけで。
「チェース。いらっしゃい。紹介するわ。
ロックパティ、こちら、今回の道中「台車」に同行した
チェースですわ。」
「おぉ。かわいらしい少年だね。
よろしく、チェース。僕は、ロック=パティ=シャボンワーク。
この領の、領主を務めているよ。」
「冒険者をしています、チェースです。
初めまして、シャボンワーク様。」
おぉ、お嬢様の同級生ってことは20歳そこそこだろう?
それでもうこの美しい街の『領主様』かぁ。
すごいな、やり手なのかな。
差し出された手を受け取り、挨拶を交わす。
シャボンワーク様は、楽しそうに 笑う。
「ははは。僕を恐れもせずに挨拶をされたのは
久しぶりだな。
チェースはまだ子供なのにずいぶん 肝が据わってるんだな。」
え?そうなの・・・か?
大人相手に挨拶とか多かったし、
冒険者もでかい奴とか 迫力半端ない奴が多いから
慣れたのかな?
「そう、でしょうか?」
「あぁ。さすが、ユリカの「おきにいり」だな。」
「ちょ、何言って!!ロックっ。」
「なんだ、お気に入りだから連れてきたんじゃないのか?
僕に見せびらかしたかったのかと。
なあ?チェース。ユリカはわかりやすいだろう?」
「はぁ。どうでしょう?」
なんせ、知り合ってまだ2日だ。
お気に入りと言われても。
うれしいのか、迷惑なのか、そーゆー次元じゃない。
「な、何をおっしゃるのっ。ロック!!
そ、そうだわ。お土産もあるのよ。」
「なんだよ、ユリカ。
ごまかすなよ。ははは。」
でも、立ち話もなんだよな。
といってシャボンワーク様は 命じて部屋へと案内させる。
俺は、荷物を運ぶ手伝いをしようと思ったら
ユリカお嬢様の侍女や護衛に止められる。
どうか、チェース様はユリカお嬢様に付き添ってください。それがお仕事でございます。だって。


