僕のペースを乱さないで


はぁぁぁぁ・・・・
大きく息を吐いて、
僕は思わず自分の額に手をあてて目を閉じた。

ちょっと待ってよ。。。

『どっから?
ってか、どこまで覚えてるんですか?』

キミは掛けシーツの端を両手で握りしめて、どこか一点をみつめながら、昨日の事を思い出そうとしていた。

『えっと・・・
藤川くんとここへ来たのは覚えてます』

『それから?』

『お風呂入って・・・髪を乾かしてもらって・・・ジュースがお酒でした。』

『それから?』

『・・・えっと・・・それから・・・』

キミは首をかしげながら、
『どうしたんでしたっけ・・・?』

って言ってうつむいた。

『そっから? そっからもう記憶ないの?
マジで?・・・早すぎませんか?』


キミは掴んでいたシーツで顔を半分隠しながら、
申し訳なさそうに言った。

『ごめんなさい・・・そっからどうなっちゃったら・・・
こう・・・なっちゃったんでしょうか・・・』

『知りません!昨日の早瀬さんのことは忘れました。
でも、名誉のために言っとくけど、僕の意思で添い寝したわけでも腕枕したわけでもないですからね』

『えぇ?じゃあ私がしてって言ったんですか?
・・・え?・・・どこまでやっちゃいました?
え?やっちゃったの?』

『ホントに覚えてないんですか?あんなに・・・』