僕のペースを乱さないで


僕は膝の上のキミの髪を乾かしていた。


なんか不思議な光景だな・・・


ずっと遠ざけていたキミが、
今 僕の膝で横になってて、僕が髪を乾かしてるなんて。

キミと出会ってから、
ビックリするようなことの連続なんだけど、
今この状況が今までの中でも
ビックリランキングNo.1かもね。



これから・・・どうしよう・・かな。



僕はドライヤーのスイッチを止めた。

『早瀬さん、髪乾きました。』

キミの反応はなんにもなかった。


『なんか食べますか?』

キミは僕の膝の上で頭を横に振った。


『なんか飲みますか?』

キミはコクッって頷いた。

飲むってことなんですね。

『今日の早瀬さん・・・だだっ子ちゃんみたいでかわいいですね』

キミの顔は見えなかったけど、
キミをみて僕は思わず微笑んだ。