エンドロールに
『きみのいない明日へ』が流れる。


透き通る歌声が館内に響き渡る。



『きみのいない明日へ』
Ryoからタイトルを聞いた時、最初は納得できなかったけれど、Ryoがユウの考えた曲名を採用すると決めた以上、なにも言えなかった。


言葉にはしなかったけれど
海のいない現実をRyoが受け入れることができた証だと思った。


Ryoは歩き出した。
私も、もう止まってはいられない。


海とRyoと過ごした大切な時間を糧に、
ユウと共に進むことにした。







そして、

映画【BLUE GIRL】は
エンドロールの最後、
Ryoの魂の歌声をバッグに


リョウと理子が、

海のお墓の前で
笑顔を見せるワンシーンで終わる。