私は朝食のトーストと目玉焼きに
目もくれず、そう声を掛け
玄関に向かった。

「ちょっと、ご飯くらい食べて行きなさいよ! 」
高2の姉、絢がそう言うのが聞こえたが、その時には玄関のドアを
閉めていたので、無視無視!




私は足早に、優里と待ち合わせた、
これから登下校する道の途中でも
ある、公園へと向かった。






後あの坂を登れば公園だー!


ドンッ!


何かにぶつかった。

「こんなところを走ってちゃ危ないだろ。」