キミだけが知らない想い

「私の同級生なんですけど…性格も考え方も顔も全てが男前で、私も大好きな人の一人なんです」と私が笑うと、

「へぇー」と店員さんは優しく笑った。

「あの、少し気になったんですけど、ヒロとの関係聞いてもいいですか?」と私が言うと、嬉しそうに笑った店員さんは話してくれた。

お父さんと交わした約束…ヒロとであったときのこと…

ほんとに嬉しそうで、純潔過ぎる話に私の心は動かされたままだった。

ヒロは照れながら、コーヒーを啜っていた。

ほっこりする話を聞けた私は満足した。

「もぅ…良いだろ?若ダンナも言い過ぎ。ばらさないでよ。恥ずかしい」と言いながら、コーヒーを飲み干していた。

私はコーヒーとケーキを堪能した。

「そろそろ帰ろう!」とヒロは言って立ったので私も後を追いかけた。

「またね!」と私は店員さんに笑いかけて店を出たのだった。

「いい人ね。わかるわ!ヒロが惚れる気持ち。素敵な人だし、面白いし、カッコいい。なりよりコーヒーとケーキが最高に美味しかったわ。たくさんの愛が詰まってるのを感じた」と私は何も考えず、感想を述べたのだが…

ヒロは険しい顔をした。

「やめてください!俺の前で他の男褒めるの…」ってヒロは言う。

「え?個人的にあのお店が好きになったって感想よ?」と私が言うと、

「だとしてもです!」とヒロは怒ってしまう。

私はそんなヤキモチ妬きな彼氏をしばらく眺めてたんだけど…

いきなり引き寄せられたと思えば唇を奪われた。

「…我慢できませんでした…」と口を離して言ったヒロに私は思わず脱力した。

「…もっと…足りない…」なんて私は言ってヒロの胸元辺りを引っ張り自分の方に引き寄せると短いキスをした。

ヒロはそれに答えるように、受け入れてくれて、私たちのキスはどんどん深くなっていった。絡まり合う舌と熱をもった体がお互いをさらに近づけた。

しばらく堪能して、公共の場であることを自覚したふたりは一気に顔を赤くした。

そして、ふたりは手をつなぎながら歩き始めた。

翌日から、ヒロは恋人として、接してくれるようになったが、すぐにヤキモチを妬くので。

色々と大変だった。

相変わらず仲が良すぎる私と優斗に嫉妬して、邪魔しにくるようになった。

部活中は兄弟揃ってキャーキャー言われてるのが、私は正直、気に入らないんだけど。

実はそんな私も、男子たちから熱狂的に応援されている。