『好き』のその先に

【颯誠side】

人気の無い教室。
窓にもたれ掛かり外を眺める少女。
その横顔は夕日に照らされていた。
思わず、綺麗で見惚れていた。

気配に気づいたのか
少女はこちらを振り向く。

『颯誠!』

俺は颯誠、春野颯誠だ。
俺の名を呼び、ふわりと笑う陽雫。
その笑顔に俺はいつも戸惑うんだ。


『 それで、話ってなーに?』
 「......」
『...颯誠?』

 「俺さ、」
『うん?』
 「俺、お前が、、陽雫が好きだ」
『えっ...?』

((いっ、いま、、なんて、、、えぇぇ?!))

予想はしてたが驚いた陽雫を見て思わず笑みが零れる。

「フッww」
『えっ、何で笑うのー?!』

急に笑いだす俺をみて陽雫は更に驚く

 「すまねぇw
  だが、驚く陽雫が可愛いのが悪ぃ」
『、、///からかわないでよ、ばか。』
「からかってなんかねぇよ。本心だ」

俺の一言に頬をこれでもかと紅く染める
そんな顔されたら
無駄に期待しちまいそうじゃねぇか、ばか。


俺は此奴がなんて答えるか、、解ってる。
此奴は、、陽雫は彼奴が好きだから。
陽雫自身はまだ気づいてねぇみたいだがな、、
、、それでも俺は言わずにはいられなかった。