「ねぇ、ずっと思ってたんだけど...」
結菜が言いづらそうに口を開く。

なに言われるんだろ...

「あおいってさ、れんくんに全く興味ないんだね?」
ニヤニヤしながら言ってるけど、
私はなんて言えばいいかわかんない。

「んー、いい人だなって思うだけだよ。」

あぁ、もうバカ。親友にくらい相談すればよかったかなぁ...。

「ふ〜ん、そうなんだ」

「結菜は??」
気になっていたことを聞いてみることにした。

「え?れんくんのこと?」

「うん。」

「なんとも思ってないけど」

「そうなんd...!」
「そうそう!!!」

私の言葉に被せて結菜が何かを言ってる。

「私さ、昨日彼氏出来たんだ!!」

「そーなんだ!!よかったね」

れんくんではないようでよかった。
それに親友に、彼氏が出来るのはとても嬉しいことだった。

「うん!」

だから、朝からハイテンションなんかなとか思った。

3年生「そろそろ、部活始まるよ!」

2年生「はーい!ありがとうございます」