「ちょっと、近い!」




修也を手で押しのけると、修也は余裕の笑みを浮かべていた。




「美咲、顔赤くなってる」



「!?」




てを頬に当てると、たしかに少し熱を帯びていた。




「っ、修也が変なこと言うからでしょ!」



「うん。美咲は押していかないとってわかったから」



「意味わかんない!」



「これからは本気でいくから、覚悟してて、ってこと」




余計わからなくなったわよ!




「とにかく、俺が美咲のこと好きだってことはわかっといて」



「っ、」



「あ、また顔赤くなった」