高嶺の花の秘密



「修也様がいらしております。美咲様に会いたいと...」




ーーーゴッ!!




「お嬢様!?大丈夫ですか!?」




部屋に響いた重低音は、私が目の前のドレッサーに頭を打ち付けた音。




「...大丈夫よ。なんでもないわ」




額に手でさすりながら、そう答えた。




自分から自分の頭をぶつける、なんて馬鹿なことをしてしまったのも無理はない。



修也、という言葉に、ひどく動揺してしまったから。