怒りを含ませた声でそう言うと、しばらくの沈黙。




「...説明も何もーーー」




そしていきなり、腕を引っ張られたかと思うと、




「!」




今度は私が、壁を背にする形となった。




修也の腕で行く手を阻まれる。



さっきの姿勢とは真逆。まさに形勢逆転だ。





「ーーーそのままの意味だけど」



「...は?」