「美咲は、なんとも思ってないんだよな?」


「何が」


「藤堂先輩のこと!」


「人間だと思ってるわ」


「ちげーよ!!」


「違くないわよ」



ちょっと、修也は一応あれでも人間よ?


人間とすら思われてないなんて、流石に可哀想になってきた。



「だから、その...好き、とかじゃないよな?」


「恋愛感情は抱いてないって、何度も言ってるじゃない」