「あ、そういえばさ」



朔弥が口を開いた。



「藤堂先輩ってーーー」



ーーーガチャンッ



「え!?美咲...?」


「あ...ご、ごめん」



つい動揺して、スプーンをお皿の上に落としてしまった。



ーーー『美咲先輩が、好きなんですか?』



ーーー『うん。そうだよ...ごめんね』