「そんなに?...あ、そうだ朔弥」



「ん?」



「このままじゃ英語が危ないから、土日も勉強会やるわよ」



「え」



ケーキを口に運ぶ途中でぴしっと固まった朔弥を横目に続ける。



「感謝しなさいよ。この私が土日もみっちり教え込んでやるってんだから」



「い、嫌だ...」



「...土日も勉強漬けね?」



絶望的な顔をする朔弥に、そう言って微笑んだ。