高嶺の花の秘密

もう、こうなったら...。



「朔弥、私の家で勉強しましょう」



「え?...み、美咲の家!?」



家なら猫を被らずに済むしね。



「い、いいのか?お邪魔しちゃって」



「ええ。もちろん」



優しく、なんて教えてたら埒があかないものね?



私はそう思いながら微笑んだ。