「あ」



噂をすれば影。正に私と朔弥が話していた人物、修也に鉢合わせした。



修也の周りをみると、女子たちが群がっている。



「美咲、ちょうど良かった」



修也に声をかけられると、その女子達からの鋭い視線を感じた。



きっと私と修也の関係をなにか勘違いしているのだろう。



「どうしたの?修也」