と、一息ついて、教室に戻り、席に着く。



すると、前の席の朔弥と、ちょうど目があった。




「...。」




気まずさを感じ、どちらともなく、目をそらす。



今日は朝からずっとこうだ。




原因は、この前の体育祭。




『それって、あいつが好きってことでしょ』




そんな、修也の言葉に、




『そうかも、知れないわね』




暑さで頭がおかしくなった私は、そう返してしまった。