高嶺の花の秘密

私のそんな気持ちとは裏腹に、修也は私のところへ一直線に向かってくる。




そして、




「美咲、一緒に走ってくれない?」




嫌な予感、見事的中。




「...すっごく嫌なんだけど」




修也にしか聞こえない小声で呟く。




「いいから。美咲にしか出来ないことなんだ」



「ちょっ...」




ぐいっと腕を引かれ、仕方なく立ち上がった。




周りを見ると、他のチームよりかなり遅れている。




「...仕方ないわ。急ぎましょう」



「ん、ありがと」




周りの女子からの悲鳴を聞きながら、急いで走った。