********** 「へー、やるじゃん高瀬」 放課後、遥の家で昨日の出来事を話した。 「なんでそうなるの!?」 「なんでって、逆になんで?」 平然としてる遥に、少しどもった。 お菓子をつまんで雑誌を適当に読みながらの薄い反応に、もう何も言う気が無くなった。 それを見かねてか、遥が口を開く。 「あんた、まさか高瀬のこと好きだったとか言わないよね?」 「…好き、じゃないよ」 好きじゃない。 私はただ、高瀬が私のこと好きだっていう事実に浮かれてただけだった。