「飲料水の自動販売機から見本と違う商品がでてきた.」
「ムシャクシャした.」
「人を殺すのに十分な理由だった.」

こう呟くと太郎は,別の自動販売機の商品詰め替え中だったおじさんの死体をとんでもない場所へ隠した.


これが,当時中学2年生だった太郎のひと夏の過ちであった.