甘い時間を邪魔する奴は、俺の周りには五万といる。

その1の四人が…………

「明日が楽しみ!!」とメールをしてきて………現実に戻る。

メニューを考えていたら…………

夏休みの予定の話しに変わり…………花火大会を思い出した。

「あぁ!!浴衣を持って来てない!」

慌てる彼女に

今から取りに行こうと誘う。

そう、これからは………どれだけ遅くなっても大丈夫なんだ。

暗い部屋に、一人残して帰らなくていい。

たった2駅の距離だけど………

一緒にいてやれなければ………遠距離とかわりがない。

泣いていないか?怖がって震えてないか?と

心配しなくていいんだ。

唯ちゃんは……

俺のお陰で家族が集まり、一人にならない幸せをくれたと

言ってくれるけれど

俺はただ、自分が安心できる環境を作っただけなんだ。

ただ側にいて…………安心したかっただけ。