次の日、電話をかけてみると………出ない………。

昨日のキスを引きずってるのかな??

心配になったけど……

時計を見ると、まだ8時30分。

あれだけ遠出して、泳いだんだから………もう少し眠いかなぁ?

唯ちゃんだし。

今日のデートは中止にして、ゆっくり休ませてあげよう。

どうせ、夏休みはタップリあるんだから。




「おはよう。
やっと起きたみたいだね。」

電話を取ったのは………………

あれから何度かコールした、午後2時過ぎ。

本当に怒ってるのか?と不安になったけど……

そんな理由で、彼女が電話をムシするはずはない。

きっと『寝てるんだ!』と判断して………起きるのを待った。

「あっ、先生………おはよう。」

まだまだ寝ぼけた声だから………本当に寝てたみたいだ。

「あれからずっと寝てたの?ご飯は食べた?
もし、まだだったら………迎えに行くから一緒に食べる??」

オレの質問に

「あっ……ご飯………ずっと食べてない………。
先生に言われたら…………お腹が空いてきちゃったぁ。
今日はもう……今直ぐ、食べるね…………。」

そりゃそうだ!!

昨日の夜以降、食べて無かったら……直ぐに食べたいよなぁ。

「だったら1度切るから、しっかり食べておいで。」

一緒に食べる予定が変更になったから……

電話を切って、自分のご飯を買いに出掛けた。