「なぁ、今日めっちゃ落ち着かんかったよな?緊張しとったん??」

彼の顔が一瞬こわばりふっと笑う。

「ばれとるかなーとは思てんけどやっぱりかー春妃にはかなわんわー」

照れを誤魔化すように笑う彼が可愛くて愛おしくなってきてもう一度抱きついた。


「でもな、春妃に抱きついたらめっちゃ落ち着いてん。
やから、やっぱり好きやなーとかこの人とずっとおりたいなーって思ったからどうしても言わななって、言う勇気でた」

今度は私が照れて笑う番だった。