「あっ……」
かき氷屋さんを見つけた。夏祭りといえばかき氷。ずっと憧れがあった。
「ねえ、町田くん、」
私は町田くんの手をぎゅっと握った。
「ん?」
町田くんは不思議そうに私を見つめた、
「かき氷、食べない?」
いつもそうだった。自分から他人に何かを言うのに怯えていた。相手が何か言ってくれるのを待ってばかり。でも最近、少しずつだけど、勇気を出すのが楽になった。
「おお、いいね!」
町田くんはノリノリで賛成してくれた。嬉しくなってしまって手をもっと強く握ったら、町田くんは、指と指を絡ませるような繋ぎ方に変えた。
恋人繋ぎだ……。どどどどどどうしよう……。
なのに町田くんはなんでもないような顔で、かき氷を何味にするか悩んでいる。なんなんだもう。意識してるのは私だけ?
かき氷屋さんを見つけた。夏祭りといえばかき氷。ずっと憧れがあった。
「ねえ、町田くん、」
私は町田くんの手をぎゅっと握った。
「ん?」
町田くんは不思議そうに私を見つめた、
「かき氷、食べない?」
いつもそうだった。自分から他人に何かを言うのに怯えていた。相手が何か言ってくれるのを待ってばかり。でも最近、少しずつだけど、勇気を出すのが楽になった。
「おお、いいね!」
町田くんはノリノリで賛成してくれた。嬉しくなってしまって手をもっと強く握ったら、町田くんは、指と指を絡ませるような繋ぎ方に変えた。
恋人繋ぎだ……。どどどどどどうしよう……。
なのに町田くんはなんでもないような顔で、かき氷を何味にするか悩んでいる。なんなんだもう。意識してるのは私だけ?
