朝。 昨日は疲れて早く寝たから、目覚めがいい。 机の上のオルゴールを手に取って、音を聴く。 これはそろそろ日課になりつつある。 今日も着替えるのは私服だ。 黒っぽい服を選ぶ。 部屋を出ると、ちょうど同じ時に部屋から出た菜穂と目が合った。 「お姉ちゃん、おはよう」 最近学校に行かない私に対して、気まずそうな妹。 心配させたくなくて、私はいつものように菜穂に抱きついた。 「なーほ!おはよう!」 「もう!お姉ちゃん!」 怒る妹がかわいいなんて、私はどうかしてるのかもしれないな。