小学生の通学路。 懐かしの黄色い帽子がキラキラ眩しい。 「今日の昼休みは何する?」 「ドッジだろ!」 「痛いから嫌〜!」 大騒ぎしながら登校する小学生たちに、私と晴斗を重ねた。 『今日、駄菓子屋さん行くよね!』 『おう!ランドセル置いたらすぐ集合な!』 『わかってる!今日は何にしようかな〜』 些細な会話に夢中になっていても、迷わず、勝手に道を選べるくらいに慣れた、通学路。