すぐにまたベランダの窓からハルトが入ってきた
ハルトが何かを握った手を差し出した
「はい」
?
私は手を出して
それを受け取った
制服のネームプレートだった
私の認識では
好きな先輩や彼氏から貰う物
「余ったから、あげる
お前のも、ある?」
私はクローゼットを開けて
中学の制服からネームプレートをはずして
ハルトに渡した
「ありがと
あのさ、、、やっぱなんでもない」
ハルトが言いかけて、止めた
「なに?」
「なんでもない」
「気になるじゃん!」
「今は、言わない
それより、お前、髪乾かせば
風邪ひくぞ」
そう言われて
ボサボサだったのを思い出して恥ずかしくなった
ガーーーーー…
「ーーーーー」
ハルトがまた何か言ったので
ドライヤーを止めた
「おやすみ!」
ベランダから出ていこうとした
「あ、プレートありがと!」
慌てて言うと
「引退したら言うわ」
そう言って
私のネームプレートを持った手を振って出ていった



