日が暮れるのがだいぶ早くなって 部活の帰りは暗かった マンションのエレベーターに乗ろうとしたら 誰かが走ってくるのが見えた 一瞬ハルトに見えた 制服が違った ヒロ兄だった 「久しぶり!いつも久しぶりだけど」 ヒロ兄は息を切らせて笑った なんとなく甘い匂いがした 女の子の匂いかな‥ ヒロ兄の前髪を見たら この前のハルトのキスを思い出して ドキッとした