どれくらい時間がたっただろう 私はそのまま膝を抱えて暗闇にいた コンコン… ベランダから音がした カーテンの向こうに人影が見えた 開けると、ハルトがいた 「ごめん」 ハルトの低い声が響いた 時計を見たら次の日になっていた ハルトは私の部屋に入って 指で私の目を拭った 「泣いた?オレのせい?」 私は涙目になっているのに気付いて 慌てて拭いた 今、私はどんな顔をしてるんだろう 恥ずかしくて下を向いた