好きなら会いたくないのかな?
私はハルトに会いたくなった
部活がテスト休みになって
私は教科書を持ってベランダから
ハルトの部屋に行った
コンコン…
カーテンが開いてハルトがカギを開けた
「久しぶり」
私はハルトの部屋に入った
「うん、どーした?」
ハルトは変わりなかった
「テスト勉強しよっかなって思って」
私は持ってきた教科書を見せた
ハルトは1学期のテストで学年5位だった
10位までの順位が廊下に張り出される
最も泉田家は優秀でヒロ兄は
いつも学年3位以内だったらしい
ハルト、また背が伸びた気がした
ハルトもテーブルに教科書を広げてた
私は、その向かえに座った
ハルトが真剣に勉強してたから
私も教科書を広げたけど
なんだか集中できなかった
ハルトはなんで落ち着いていられるんだろう
あの告白は何だったんだろう?



