受信音♪ 私のカゴバッグの中の携帯が鳴った 友達からのLINEだった [ごめん。花火彼氏と行くことになった。 ホント、ゴメンね。] 私はしばらく携帯の画面を見てた 「どーしたの?」 ハルトの声で我に返った 「…友達が、花火行けないって…」 張り切って着た浴衣が重く感じた 頑張って髪もあげたのに… 私はOKの適当なスタンプで返した これから他の友達を探す気にもなれないし 友達の幸せも喜べなかった