季節の違う土手は、風が冷たかった 枯れた芝の匂い、乾いた空気、冬の空 夕日になりそうな太陽が 川を照らしてキラキラしてた 「ずっとオレ、片想いだった…」 ハルトが言った ハルトは、私以上に この日を待っててくれたのかもしれない 「待っててくれて、ありがとう」 私が言って、ふたりで笑った 「ハルト、好き…」 私は目を閉じた ふたりの影が夕日に照らされて 長く伸びた