部室に行くとベンチに座るハルトがいた バタン ドアの音でハルトが振り向いた 「おつかれ」 「おつかれ」 同じタイミングで声が出た ハルトが手に何か握ってた 「ねぇ、ハルト、いつも試合前に 手に何か持ってた?」 ハルトが手を開いた 私はハルトの手のひらを覗いた 私の ネームプレート… 見た瞬間 なんでだろう… 涙が、溢れた… ハルト こんなの大事にいつも持っててくれたんだ 何度も見た 試合前 ハルトが胸に拳を付けて目を閉じる光景 私をいつも想ってくれてた