「どうした?」
「どうしたの?」
蓮は美桜に、「お腹が痛い?どこか具合が悪いの?」と優しく問いかける。しかし美桜は首を横に振るばかりだ。
翔は辺りを見渡し、美桜の元気が無くなってしまった原因を探した。そして目の前の水槽を見つめ、答えを見つけた。
「美桜、目を閉じたままでいい。俺が手を引いてやる」
翔は美桜の手を優しく握る。美桜が「ありがとう……」と呟いた。
目の前の水槽には巨大なサメがいた。美桜はサメに怯えてしまったのだ。
「……行くぞ?」
翔が美桜の手を引き歩き出そうとすると、蓮が「僕もつなぐよ」と優しく美桜の手を包んだ。翔は心の中で舌打ちする。美桜の頰が赤くなった。
つないだ手が温かい。翔の心も体も温めていく。
このまま時が止まればいいのに、と翔は思ってしまった。
サメの水槽から離れたところで、蓮と翔は名残惜しそうに手を離した。
「……ありがとう!」
美桜はそう言いながら何度も手話で「ありがとう」を繰り返した。
「その……お姉ちゃんがサメの出てくる映画を借りてきて、それがトラウマになっちゃったみたいで……」
美桜は恥ずかしそうにうつむく。
「どうしたの?」
蓮は美桜に、「お腹が痛い?どこか具合が悪いの?」と優しく問いかける。しかし美桜は首を横に振るばかりだ。
翔は辺りを見渡し、美桜の元気が無くなってしまった原因を探した。そして目の前の水槽を見つめ、答えを見つけた。
「美桜、目を閉じたままでいい。俺が手を引いてやる」
翔は美桜の手を優しく握る。美桜が「ありがとう……」と呟いた。
目の前の水槽には巨大なサメがいた。美桜はサメに怯えてしまったのだ。
「……行くぞ?」
翔が美桜の手を引き歩き出そうとすると、蓮が「僕もつなぐよ」と優しく美桜の手を包んだ。翔は心の中で舌打ちする。美桜の頰が赤くなった。
つないだ手が温かい。翔の心も体も温めていく。
このまま時が止まればいいのに、と翔は思ってしまった。
サメの水槽から離れたところで、蓮と翔は名残惜しそうに手を離した。
「……ありがとう!」
美桜はそう言いながら何度も手話で「ありがとう」を繰り返した。
「その……お姉ちゃんがサメの出てくる映画を借りてきて、それがトラウマになっちゃったみたいで……」
美桜は恥ずかしそうにうつむく。


