「楽しみだね〜」
そう言い美桜が笑う。その後ろにある電柱の陰に隠れている人物がいることに翔は気づいた。
「……まるでストーカーだな」
翔が電柱に向かって言う。美桜も慌てて振り向いた。そこには、蓮が顔を真っ赤にしながら立っていた。
「蓮くん!?クリスマスパーティーに行くんじゃ……」
驚く美桜に、蓮はうつむきながら答える。
「その……行かないことにしたんだ」
美桜がうつむく蓮の手をそっと包んだ。蓮が顔を上げる。蓮に見せた美桜の笑顔は、翔の見たことのない笑顔だった。翔の胸が痛む。
「じゃあ、一緒に遊びに行こう?翔くんと水族館に行くところだったんだ。翔くん、蓮くんも一緒で大丈夫?」
美桜が笑顔を翔に向ける。翔は首を縦に振るしかできない。それを見て美桜が無邪気な笑顔をまた見せる。
「大勢で行った方がきっと楽しいよ〜」
美桜が蓮にそう言うと、蓮は泣き出しそうな表情で、「……ありがとう……」と呟いていた。
翔は痛む胸を押さえつける。そして、自分に言い聞かせた。蓮を美桜が誘うのは当たり前だ。別に付き合っているわけじゃない。こうなるのは当たり前だ。
しかし、心の痛みが消えることはなかった。
そう言い美桜が笑う。その後ろにある電柱の陰に隠れている人物がいることに翔は気づいた。
「……まるでストーカーだな」
翔が電柱に向かって言う。美桜も慌てて振り向いた。そこには、蓮が顔を真っ赤にしながら立っていた。
「蓮くん!?クリスマスパーティーに行くんじゃ……」
驚く美桜に、蓮はうつむきながら答える。
「その……行かないことにしたんだ」
美桜がうつむく蓮の手をそっと包んだ。蓮が顔を上げる。蓮に見せた美桜の笑顔は、翔の見たことのない笑顔だった。翔の胸が痛む。
「じゃあ、一緒に遊びに行こう?翔くんと水族館に行くところだったんだ。翔くん、蓮くんも一緒で大丈夫?」
美桜が笑顔を翔に向ける。翔は首を縦に振るしかできない。それを見て美桜が無邪気な笑顔をまた見せる。
「大勢で行った方がきっと楽しいよ〜」
美桜が蓮にそう言うと、蓮は泣き出しそうな表情で、「……ありがとう……」と呟いていた。
翔は痛む胸を押さえつける。そして、自分に言い聞かせた。蓮を美桜が誘うのは当たり前だ。別に付き合っているわけじゃない。こうなるのは当たり前だ。
しかし、心の痛みが消えることはなかった。


