four seasons〜僕らの日々〜

家のドアを開けると見慣れた顔があった。

「椿ちゃん、どうしたの?」

緊張したような表情の椿は、蓮が声をかけると肩をびくりと震わせた。

「あっ…。えっと…蓮はどこか行くの?」

「うん。卵を買いに」

「その……一緒に行ってもいい?」

顔を赤くしながら言う椿に、蓮は「いいよ」と言う。椿は嬉しそうに微笑んだ。

卵を買い、二人で家へと向かう。重い沈黙はなく二人はいろいろな話をした。

「ねえ、ここに寄ってもいい?渡したいものがあるから」

椿は公園を指差す。

「いいよ」

蓮は微笑みながら思う。友達として一緒にいたほうがずっと楽しい。恋人として一緒にいると、とても苦しい。