悲しい恋

「ねぇ、お姉ちゃん、聞きたいことあるんだけど……」

「あっ、ごめん!凛。あとでいい?今翔と話してて……。」

「あっ、うん。わかった。ごめんね?話してる時に来て。」

「ううん、大丈夫!話終わったら電話切るから、待ってて?」

「うん。わかった。」
(だよね、お姉ちゃん翔先輩のこと好きだもんね。私なんかがいていいのかな。家にいづらい……ちょっと公園まで散歩してこよ。すぐ戻ってくるから誰にも言わなくていいよね?)

「ふぅ。外散歩すると気持ちいいなぁ。あっ、公園ついた。昔はよくお姉ちゃんとブランコ乗ってたけど最近は行ってないからあんまり乗らなかったな。久しぶりに乗ってみよ。わぁ!風が気持ちいい!何か昔のこと思い出すなぁ。あれ?何で涙なんかでてくるのかな?止まんない……」

「ん?凛じゃねえか。こんなところで何して……え?
お前……泣いてんの?」

「つ……翼ぁ。うっ……うっ……ぐすっ」

「…………凛を泣かせるまで追い詰めたのは誰だ?」

「だ……誰も……追い詰めてない……ぐすっ……ただ……勝手に涙が……でてきた……だけ……」

……ぎゅっ!

「!?翼……?何……してるの……?」

「いいから、黙って。落ち着くまでこうしてていいから。」

「うっ……うっ……うわぁーーーーーーん。ぐすっ……ぐすっ……」

「……………………………落ち着いたか?」

「うん……ごめんね?服汚して……」

「そんなのは気にすんな!な?お前は早く家に帰らねぇとお母さん達心配してるぞ。」

「うん……わかった。また明日学校でね。おやすみ。」


「おう、また明日な。おやすみ。」


(はぁ、家に帰るの気まずいなぁ……)

「ただいまぁ……」

「凛!今までどこいってたのよ!?心配したでしょ!」

「お姉ちゃん……ごめんなさい……今日はもう休んでいいかな?眠いし、何より……いや、なんでもない!おやすみ!」

「え?あっ、うん……おやすみ……」

「うん!おやすみ!」
(はぁ、人に作り笑いするのって大変なんだなぁ、もう寝よ……)