嫌な予感がしたんだ。 あの日、芹沢くんの姿を見ていた 陶太の横顔がいつもと違う気がして 怖かったんだ。 松葉先生の話を聞いて どこかへ走って行く陶太の事を 僕は必死に追いかけた。 陶太が向かった図書室に着いた頃には またどこか別の場所へ向かっていて 僕はそれを追いかけた。 陶太の向かった先は職員室だった。 入ろうかどうしようか 迷っていると陶太は北山先生と 共に職員室の中から出てきた。