豊永「分かってるよ。
だけど、それを潰せって
言ったのは佑樹でしょ?」

河東「本当は俺。あの日。
あのジュニアユースの連中と
試合をするのが怖かった。」

豊永「怖かった?」

河東「これから先の
バスケ界を担う人間と戦う。
その重圧に随分と前から俺は
押し潰されそうになってた。
だから、俺はお前達に言ったんだ。
真山と吾妻を狙えって。」

豊永「どうゆう事?」

河東「芹沢が注目される事は分かってた。
芹沢は、中学の頃から
話題になってた選手だったから。
だけど、高校生になってからバスケを
始めましたなんてのうのうと雑誌の
インタビューに答えてる真山の事を
俺は許せなかった。当時の真山が
カツアゲで有名だった事は知ってた。
だから、俺は狙ったんだよ。
真山が芹沢同様の不良で助かったよ。」

ようやく真山が過去と決別出来たって
言うのに河東は余計な事を言い始める。

昴「そうゆう事だったのかよ?」

河東「何がだよ?」