真山「ここにおる奴等の
気持ちは考えたんか?
本気でバスケやってきた奴も
こん中にはおるじゃろ?
一緒に練習してきてそんな事も
分からんのか?」

宮内「関係ねぇよ!」

真山「関係ねぇだと?
そんな奴がキャプテンとは
聞いて呆れるのぉ。
お前らもお前らじゃ。
ただぼーっと突っ立って何しとんじゃ?
お前らが守りたいんはこいつなんか
チームなんかはっきりせぇや!」

広島弁で啖呵を切る真山くんが
かっこよかった。

部員「やめようよ、もう。
俺は試合したいよ。
正々堂々と勝負して勝ちたい。
喧嘩じゃなくてバスケで勝ちたい!
宮内くん。会場へ行こう!」

宮内「お前たちだけで行け。
俺は、ここに残るから。」

部員「宮内さんがいなきゃダメっすよ!
今まで僕たちを引っ張ってきてくれたのは
宮内さんじゃないですか!」

部員「宮内くん。俺たちは仲間でしょ?
こんな馬鹿げた事は辞めようよ。」

宮内くんは振り上げた手をそっと下ろした。