昴「大事な仲間だからこそ
助けに行くんだろ。
河東たちに罪を認めさせれば
真山の無実が証明される。」

陶太「もしも相手が罪を認めなかったら?
試合に出ずに不祥事を起こして
バスケ部が廃部になったら?
真山くんはどこへ帰ればいいの?」

昴「そんな事、その時に考えればいい。
真山は俺の助けを必要としてる。
今の選択が正しいのかは分からねぇけど
このまま何もしないって訳にはいかねぇだろ。
元はと言えば、てめぇがあの時
逃がしたりなんかしたから今こんな事に
なってんじゃねぇのかよ!!」

陶太「確かに僕は間違ったのかもしれない。
でも、待ってる人がいなきゃ
真山くんが戻ってこられないじゃないか。」

昴「はぁ?」

陶太「ここで芹沢くんが行って
芹沢くんまで警察に捕まって
バスケ部がなくなってしまったら?
僕たちがバラバラになったら
学校へ戻ってきた真山くんを
迎え入れる場所がなくなってしまう。」