モヤモヤした気持ちを抱えたまま
俺たちは翌日を迎えた。

それぞれがそれぞれの思いを抱え
俺たち桃員高校バスケ部は
コートに立つ。

その脇には母ちゃんも
陶太の父親もいた。

俺たちは今、負けられない
戦いに立ち向かおうとしている。
俺も陶太も色んな意味で
向き合わなきゃならねぇ問題に
立ち向かってる。

俺たちだけじゃない。
ここにいる連中は全ての思いを
一つにまとめここに立っていた。

珀斗「昴、一つだけ言っていいか?」

昴「何だよ?」